現在、日本の三大都市圏である東京・名古屋・大阪を結ぶ東海道新幹線の1日あたりの利用者は約45.8万人、年間で約1億6,700万人となっており、航空機や自動車などの他の交通機関と比較して、圧倒的に多くなっています。
国民生活や経済活動を支えるこの日本の大動脈は、開業後50年が経過し、懸念されている将来の経年劣化や、東海地震など大規模災害に対する抜本的な備えをしなければならない時期にきています。
東京・大阪間の大動脈輸送が断絶すると、我が国は大きな経済的損失を被る可能性があります。東日本大震災の教訓を踏まえ、日本の大動脈の二重系化により災害に強い国土づくりを進めるためにも、リニア中央新幹線の早期全線整備は、一層重要性を増しています。
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